相棒 映画 劇場版IV「首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断」感想 ※微ネタバレあり

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じつは僕、母親の影響で割と相棒が好きなんですよね。シーズン8からは全ての回を最低一回は見ているくらい好きです。そんなわけで公開初日の1番早い回で映画を見てきました。

※↑の画像は入場者全員配布の特典フィルムの一部です。最近のアニメ映画とかだとみんな違うフィルムで当たり(ヤフオクとかで高額で取引される)のがあるようですが、本映画のフィルムはみんな共通みたいです。(一緒に見に行った人と自分のが同じだったので)

果たして、右京が命をかけて守ろうとしたものとは!

おおまかなあらすじ

本映画はご存知の通り、テレビ朝日で放送されている刑事ドラマ「相棒」シリーズの劇場版です。

これまで3作品が公開されました。

  • 1作目:相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン
  • 2作目:相棒 -劇場版II- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜
  • 3作目:相棒 -劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ

前作の「相棒 -劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ」より約2年10か月ぶり劇場版第4作目が本作。

今まで杉下右京(演:水谷豊)の相棒が、亀山薫(演:寺脇康文)→神戸尊(演:及川光博)→甲斐亨(演:成宮寛貴)と変わり、シーズン14では新パートナーとして法務省からの出向(シーズン15からは警察に転職)した冠城亘(反町隆史)になりました。本映画では冠城が右京のパートナーとして登場します。

本映画は映画上映前にドラマで放送されたSeason15の第13話「声なき者~籠城」および第14話「声なき者~突入」とリンクしてます。そのため冠城亘がかつての右京の相棒である神戸尊と自然に接しています。また捜査の指揮権を取っている警察庁長官官房総務課長の山崎(演:菅原大吉)も14話に登場しています。

※ただ13話および14話を見ていないと映画の内容が理解できないのかと言うとそういうことはないのでご安心ください。

物語は本編の7年前にさかのぼります。一人の少女が屋敷内で鬼ごっこをしている中、隠れた倉庫で眠ってしまいます。眠りから覚めた彼女が見たものは屋敷の人間(家族・来客・使用人)が全員口から血を流して死んでいるところでした。そして屋敷内唯一の生存者であった彼女も国際的犯罪組織に誘拐されてしまいます。

物語は7年後の現代に戻り、杉下右京と冠城亘は社美彌子(演:仲間由紀恵)の指示のもと国際犯罪組織バーズのリーダー=レイブンを長年追ってきた国連犯罪情報事務局・元理事のマーク・リュウ(演:鹿賀丈史)に協力し、マーク・リュウの部下が手に入れたレイブンに関する機密情報を手に入れるため雨の中車を走らせることに。その矢先、リュウの部下が、「天谷克則という男を調べてくれ」というメッセージを残して首に黒い羽のタトゥーを入れた“黒衣の男”に殺害された。

後日、外務省のホームページが何者かによってハッキングされる。ハッキングされたホームページには7年前に誘拐された少女である鷺沢瑛里佳(演:山口まゆ)の現在の姿を動画で公開されていた。「7年前、日本政府は我々の要求を無視した。今回拒否すれば、大勢の人々が見守る中で、日本人の誇りが砕け散るだろう」というメッセージと約9億円の身代金を要求した。

当時10歳の少女である鷺沢瑛里佳が誘拐されたときにも犯行グループは身代金を要求していたのにも関わらず、瑛里佳の身内が亡くなっていたことをいいことに黙殺され、また7年後の今回も日本政府の「テロには屈しないという」姿勢の元、再び要求は無視されました。

杉下右京と冠城亘は2人はマーク・リュウ、捜査一課の面々、元鑑識の米沢守(演:六角精児)、警察庁でかつの杉下のパートナーである神戸尊らを巻き込みながら、事件解決へと独自に動き出し、そして「大勢の人々が見守る中で、日本人の誇りが砕け散るだろう」というメッセージの本質に気付く。

それは東京・銀座に50万人以上の見物客が集まる世界スポーツ競技大会の日本選手団の凱旋パレードへの無差別大量テロだった。
事件の鍵を握る“天谷克則”とは一体何者?また7年前に 瑛里佳を誘拐し今回のテロ事件を起こしたレイブンの目的は? そして、レイブンの正体は?誰も想像をしえない右京を待ち受ける運命とは・・・

 

見どころ

冠城亘

正直シーズン14になるまで、反町隆史さんが相棒になるのはあんまり期待していないというか好ましく思っていませんでした。幼少の記憶ですが僕の中の反町さんのイメージって「GTOの鬼塚英吉」や「ビーチボーイズ の桜井広海」みたいなお調子者でいい加減(もちろん劇中でかならずしもそうだったわけではありませんが)だったものでとても相棒という刑事ドラマ、それも実際の社会的問題を取り上げるようなシリーズに出て大丈夫なのかというものがありました。

ですがシーズン14を見ていると、右京を「ミスターデンジャラス」と呼んだり女性関係にだらしがないなど今まで通りの反町さん象を持ちつつ、また他方で法務省のキャリア官僚ならではの頭脳明晰さや、相手を巧みに説き伏せて情報を聞き出すことに長けるなどの策士的な一面を持ち、法律の専門知識など策士的な一面が見て取れる非常に面白いキャラクターに仕上がっていました。この読めない感じが面白いなと思いました。

今回の映画でも右京と山崎らの口論に茶々を入れるかのように取り入ったと見せかけて主導権を握ったり、かつての相棒である神戸尊と打ち解けたりと存在感は抜群のように感じました。

相棒シリーズの面々の登場

伊丹憲一(演:川原和久)・芹沢慶二(演:山中崇史)が良くも悪くも活躍するだけでなく、相棒の準レギュラー(?)陣も揃って出てきます。

シリーズの新たなキーパーソンである社美彌子、や右京のかつての相棒である甲斐亨の父であり虎視眈々と復権を狙う警察庁の甲斐峯秋(演:石坂浩二)、シーズン14の途中から現在は警察学校で教官を務めている“元鑑識”米沢守(演:六角精児)が出演しています。

とくに米沢さんとのやりとりは映画の前日談であるSeason15の13話14話ときも感じましたが、いつも右京さんに振り回されて上司に怒られたり・協力をするなと釘をされているけどなんだかんだ協力してしまう米沢さんは今回も見ていて面白かったです。

そしてなんといっても前回の映画にも出ていた神戸尊です。僕は今のところ神戸くんの相棒が一番好きだったりします。(この話を周りの相棒好きの人とすると時々論争になるのですが・・・・)

前回の映画でも出番はあったのですが今回ではそれよりも多めに出番があり、二枚舌っぷりも健在でした。

スタッフ

今回の映画の脚本は「ウルトラマンティガ」で脚本家としてデビューした太田愛さんです。

太田さんと言えば相棒では多数の回の脚本をされていますが、

  • Season10元日スペシャル「ピエロ」
  • Season11元日スペシャル「アリス」
  • Season12元日スペシャル「ボマー~狙撃容疑者特命係・甲斐享を射殺せよ!」

辺りが印象的かと思います。個人的にこの3つの回は好きです。伏線を多数に広げたり話が2点3点するけど最後にはかならずちゃんと着地する、そんなイメージです。

また監督は現代劇、任侠映画、スーパー戦隊シリーズまでジャンルを問わず活躍し、「相棒シリーズ X DAY」「探偵はBARにいる」を手掛けた橋本一さん。

そんなふたりだからこそ、今回の作品も一定以上の面白さは担保されたと感じました。

感想

※ここから少しネタバレあり※

ちょっと誇大広告だった気が

予告では「右京の悲劇的な運命」とか「その先には誰も想像してなかった“真相”と“未来”が待ち受けていた。」がやたらプッシュされていましたが少し大げさかなと言う印象を受けました。

まあ映画の予告なんて興味や興奮を掻き立てられるシーンを盛り込んで良く見せるのは当然の事なので、別に相棒に限ったことではないです。

当然ながら面白い内容でした

上述した監督と脚本の方が手掛けているので当然ながら面白い内容です。多数に張り巡らされた伏線や、犯人のミスリード、真の犯人に気づいたころには物語はクライマックスを迎えているなど流石だなと思いました。

また「劇場版II  警視庁占拠! 特命係の一番長い夜」「劇場版III 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ」前半にスリリングなパートがあって後半に謎解きパートという感じでしたが(あくまで僕の記憶の中のイメージですが)、今回は序盤からずっと謎解きをしつつ一番ハラハラする部分を終盤に持ってきたように感じました。これによりダレることなく最初から最後まで面白く見れました。

僕の中では相棒映画の中でもトップクラスに面白いと思いました。

社会問題について

相棒のドラマや映画の見どころの一つとして、直近の時事問題があります。過去にあったテーマですが改めてテロに対して問われている気がしました。

これ以上書くと本格的なネタバレになってしまうので控えますが、「テロについて」「日本がそのテロの標的になったらについて」「様々な理由で国家に見捨てられた人たちについて」いろいろ考えさせられました。

さすが社会派エンターテイメントと言われているだけあります。

今回の映画はかなり力が入っているように感じたので相棒ファンは是非見てほしいと思います。

 

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