「恋愛経験ない男はやばい」は本当か|検索した本人に向けて書きます

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「恋愛経験ない男 やばい」で検索して、この記事にたどり着いた人へ。

先に言っておくと、この記事は「恋愛経験がない男性の特徴」でも「女性の本音」でもありません。検索して出てくる記事の多くは、そういう男性と関わる側の女性に向けて書かれたものです。当事者が読むと、自分が観察される対象として扱われているように感じて、読み終わったあとに残るのはモヤモヤだけになります。

結論から書きます。恋愛経験がないこと自体は「やばい」ではありません。ただし、やばいと言われる状態には共通点があって、それは経験の有無ではなく「経験がないまま何も変えずに年数だけ経っている」ことのほうです。そしてここは直せます。この記事でわかることは次の3つです。

  • 「やばい」と言われる理由を分解すると何が残るか
  • 実際に困るのは「やばいかどうか」ではなく別のこと
  • 直したほうがいい部分と、直さなくていい部分の線引き
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まず数字を見ておく

国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査(2021年)によると、18〜34歳の未婚男性のうち、これまでに異性との交際経験があるのは60.0%でした。引き算すると、約4割は交際経験がないことになります。

この調査の対象は18〜34歳の未婚者なので、35歳以上は含まれていませんし、10代・20代前半も母数に入っています。「30代の正確な割合」ではない点は押さえておいてください。それでも、未婚男性で交際経験がない人は特殊な存在ではないことは、公的な調査の数字として言えます。

ネットの「やばい」「異常」という言葉の印象と、実際の数字はかなり離れています。

数字の詳しい読み方は30代で恋愛経験なしの男性の割合は?公的調査の数字で確認するにまとめています。

「やばい」と言われる理由を分解する

検索して出てくる記事に並んでいる「やばい理由」を整理すると、だいたい次のどれかに集約されます。

よく挙がる理由 実際のところ
コミュニケーションに慣れていない 回数の問題。場数を踏めば変わる部分が大きい
理想が高すぎる 比較対象が現実の人ではなく画面の中の人になっている状態。ここは自覚すれば直せる
自信がなくて受け身になる 結果が出た経験がないので当然。ここも回数で変わる
何か性格に問題があるのでは これだけは根拠がない。経験の有無から性格は分からない

並べてみると、最初の3つは全部「経験の回数が足りていない」という一つの原因から出ていることがわかります。原因が一つなら、対策も一つで済みます。

4つ目については、正直なところ根拠がないと思っています。周りを見ても、恋愛経験の量と人としての中身にきれいな相関があるようには感じません。

本当に困るのは「やばいかどうか」ではない

ここが一番言いたい部分です。

「自分はやばいのか」を検索して、記事を読んで、少し安心したり落ち込んだりして、それで終わる。この検索と読書のループ自体が、一番時間を溶かします。

実際に困るのは「やばいかどうか」ではなく、次の2つです。

1つ目は、練習する相手がいないこと。会話が苦手だと感じていても、練習相手がいなければ改善のしようがありません。本を読んでも身につかないのは、実戦がないからです。

2つ目は、年数が経つほど周りとの差が開いて見えること。これは実際に起きます。ただし「差」だと思っているものの中身は、能力ではなく単純な回数の差であることがほとんどです。

直したほうがいい部分と、直さなくていい部分

全部を直そうとすると動けなくなるので、線を引いておきます。

直したほうがいい:見た目

髪型、眉毛、服装、体型、毛の処理、清潔感。もし過去の自分に一つだけアドバイスできるなら、僕は迷わずここを言います。

理由は相手がいなくても今日から一人で始められるからです。恋愛経験がない状態で一番きついのは「何から手をつければいいか分からない」という手詰まり感なので、一人で完結する行動から入れるのは大きいと思います。

髪については、ずっと短髪だった人なら一度ある程度伸ばしてみるだけでも雰囲気が変わる可能性があると感じています。これは自分が感じたことであって、「長髪ならモテる」という一般化ではありません。

直したほうがいい:異性を特別扱いしすぎる癖

僕自身、昔は「女性は大事にしないといけない」「頑張って好かれないといけない」という意識がかなり強くありました。この意識が強いと、必要以上に緊張したり、相手に合わせすぎたり、反応が薄いのに一人で必死になったりします。

今は、明らかに自分に興味がなさそうな相手を過度に追いかけないほうがいいと思っています。これは「冷たくしろ」「追わせろ」という話ではなく、相手の反応が薄いのに自分だけ必死にならなくなった、という自分の変化です。男女だからと身構えすぎず、一人の人間としてフラットに接するほうが結果的にうまくいきやすいと感じています。

直さなくていい:経験がないという事実そのもの

過去は変えられませんし、隠す必要もありません。プロフィールに自分から書く必要もないと思っています。プロフィールは自己申告書ではなく、相手が「この人と話してみたいか」を判断する材料だからです。

実際に会って親しくなってから聞かれたときに普通に答えればいいですし、その段階まで進んでいれば、相手はもう経験の有無以外の部分であなたを見ています。

僕もモテない側だった

僕自身は恋愛経験がまったくゼロだったわけではありませんが、20代の頃はかなりモテない側でした。ここから先は、経験ゼロの当事者としてではなく、出会いの回数がほぼゼロだった側から始めた人間の話として読んでください。

マッチングアプリを始めて半年ほど、マッチ数は5件くらいでした。その数少ないチャンスも、雨の日に待ち合わせ場所まで行ったら相手にブロックされていて現地でドタキャンだと気づいたり、指定された高いレストランで全額奢ってそのままフェードアウトされたりで、うまくいきませんでした。

街コンにも10回ほど行きました。ある回では非常にモテる男性が一人いて、その場の女性陣がほぼ全員その人に集中し、僕を含めた他の男性は完全に蚊帳の外になりました。リアルの場は同席している男性との比較がその場で起きるので、経験が少ない状態でこれを何度も食らうと、単純に心が持ちません。

今振り返って思うのは、当時の結果が出なかった理由は人格ではなく、写真とプロフィールと、いいねを送る相手の選び方だったということです。全部あとから直せる部分でした。

経験がないまま30代になった人が、最初にやること

順番はこれでいいと思います。

  1. 見た目を整える——相手がいなくても今日から着手できる
  2. 出会いの回数を増やす——ここがゼロだと他をどれだけ磨いても結果が出ない
  3. 会話は場数で慣らす——①②があって初めて練習できる

②について、経験が少ない段階で街コンや相席から入るのは正直しんどいです。その場での比較が露骨に出ますし、反応が薄くてもその場から逃げられません。1回ごとに参加費と移動時間もかかります。

その点マッチングアプリは、反応がなくても画面を閉じるだけで終わりますし、家にいながら回数を重ねられます。相手も出会いを目的に登録しているので、「そもそも恋愛対象として見てもらえるか」という一番手前の関門がない状態から始められます。経験が少ない人にとっては、上級者向けの手段どころか、むしろ最初の一歩に向いていると思っています。

順番の詳細と最初の1ヶ月にやることは30代・恋愛経験なしの男性がまずやることに、出会ってから付き合うまでの流れは30代の彼女の作り方に書いています。

「彼女いない歴=年齢」で調べていた場合は彼女いない歴=年齢の30代がやるべきことにもまとめています。

自信のなさが行動を止めている場合は恋愛に自信がない男性へ|自信をつけてから動くと一生動けないにまとめています。

まとめ

  • 第16回出生動向基本調査(2021年)で、18〜34歳の未婚男性の交際経験ありは60.0%。約4割は経験がなく、珍しい存在ではない
  • 「やばい理由」として挙げられるもののうち、コミュニケーション・理想の高さ・受け身は全部「回数不足」という一つの原因から出ている
  • 本当に困るのは「やばいかどうか」ではなく、練習相手がいないこと
  • 直すべきは見た目と、異性を特別扱いしすぎる癖。経験がないという事実そのものは直す必要がない
  • 順番は「見た目 → 出会いの回数 → 会話」。会話術から入ると練習相手がいないまま止まる

「やばいかどうか」を調べている時間は、正直あまり自分のためになりません。僕自身、最初の半年はマッチ5件で、その間ずっと自分に何か問題があるんじゃないかと思っていましたが、実際に足りなかったのは回数と、直せる部分を直す作業だけでした。

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