「40代になってしまった。もう手遅れなんじゃないか」——そう思って検索した人に向けて書きます。
最初に立場をはっきりさせておきます。僕は30代で、40代を経験していません。なので「40代の自分はこうだった」という体験談は書けませんし、書きません。この記事は、5年以上恋活をしてきた30代の人間が、公開されている調査データと自分が見てきた範囲から、40代で何が変わって何が変わらないのかを整理したものです。体験談を期待している人には物足りないかもしれませんが、知ったかぶりで書くよりはいいと思っています。
結論から書くと、40代で変わるのは「使える手段」と「時間の使い方」で、変わらないのは「やるべきことの順番」です。この記事でわかることは次の3つです。
- 40代で実際に変わること・変わらないこと
- 年齢を理由に選択肢から外れるものと、外れないもの
- 30代と同じでいい部分
まず、数字を確認しておく
国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査(2021年)では、18〜34歳の未婚男性のうち交際経験があるのは60.0%でした。約4割は交際経験がないことになります。
ただしこの調査は35歳以上を対象に含んでいません。つまり40代の正確な割合は、この数字からは分かりません。ここを曖昧にしたまま「40代の◯%が」と書いている記事を見かけますが、少なくともこの調査を根拠にすることはできません。
この記事では、確認できていない数字は出しません。40代に限定した信頼できる割合のデータは、この記事では提示できないというのが正直なところです。
40代で実際に変わること
1. 使える手段が減る
これははっきり変わります。街コンや婚活パーティーは年齢層で区切られたイベントが多く、参加できる回の選択肢そのものが減っていきます。相席系はさらに年齢層が若いので、噛み合わないことのほうが多いと思います。
友人の紹介ルートも、30代の時点でかなり細くなります。周りが結婚して、独身の知り合い自体が減っていくからです。40代になるとこれがさらに進みます。
結果として残るのは、年齢で弾かれにくい手段です。具体的にはマッチングアプリと結婚相談所の2つが中心になります。
2. 相手の目的がはっきりする
30代の時点でも、出会う相手の結婚・将来への意識は20代より明らかに高くなります。40代になると、この傾向はさらに強くなると考えるのが自然です。
これは不利な変化ではありません。お互いに目的がはっきりしているぶん、曖昧な関係で時間を溶かすリスクは減ります。「なんとなく遊びたい」段階の相手とすれ違うことも少なくなります。
3. 使える時間が減る
仕事の責任が増え、親のことも視野に入り始める年代です。30代でも「自分から動かないと1年ゼロで終わる」という感覚がありましたが、40代はさらに時間が取りにくくなるはずです。
これは1回あたりのコストが高い手段が向かなくなるということでもあります。移動して参加費を払って数時間拘束される形式は、回数を重ねるのが難しくなります。
40代でも変わらないこと
やるべきことの順番
ここは30代と同じでいいと思っています。
- 見た目を整える
- 出会いの回数を増やす
- 会話は場数で慣らす
むしろ40代のほうが、①の効果は分かりやすいかもしれません。年齢を重ねると、何もしない人と手入れしている人の差が20代より開くからです。髪型、眉、服、体型、清潔感。ここは相手がいなくても今日から一人で着手できます。
「経験がないこと」自体は問題にならない
これも変わりません。プロフィールに自分から書く必要はないですし、実際に会って親しくなってから聞かれたら普通に答えればいい話です。その段階まで進んでいれば、相手はもう経験の有無以外の部分を見ています。
むしろ40代の場合、相手も同じくらいの年数を生きています。お互いに事情や経緯があるのが当たり前の年代なので、20代同士より気にされにくい面もあると思います。ただしこれは僕の推測なので、断定はしません。
年齢を理由に諦める必要があるか
正直に書きます。年齢が上がるほど、条件が厳しくなる面はあります。これは事実として認めたほうがいいと思っています。若いほうがいいという前提を持っている人は実際にいますし、それを否定しても状況は変わりません。
ただ、それは「不可能」という意味ではありません。恋愛は相手がいることなので、努力すれば必ず成功するわけではない一方で、母数を増やせば確率の話に持ち込めるのも事実です。1人に固執せず、相手にも選ぶ権利があり自分にも選ぶ権利がある、というスタンスで数を見ていくほうが、結果的に消耗しません。
僕が30代で感じているのは、「この人しかいない」と思い込んで一人を追いかけているときが一番しんどい、ということです。相手の反応が薄いのに自分だけ必死になるのは、精神的にもかなり削られます。これは年代を問わない話だと思います。
40代の現実的な選択肢
| 手段 | 40代での位置づけ | 注意点 |
|---|---|---|
| マッチングアプリ | 年齢で弾かれにくく、回数を重ねやすい | アプリごとに年齢層が違うので、若年層中心のものを選ぶと噛み合わない |
| 結婚相談所 | 最初から結婚前提。真剣度は最も高い | 費用がかかる。恋愛経験を積む場としては向かない |
| 街コン・婚活パーティー | 年齢層で区切られた回を選べば参加可能 | 参加できる回が限られる。その日の参加者による差が大きい |
| 相席系 | 年齢層が若く、噛み合わないことが多い | 40代からの入口としては向かない |
恋愛経験がない状態から始めるなら、いきなり結婚相談所より、まずアプリで場数を踏むほうが順番として無理がないと思います。結婚相談所は最初から交際・結婚を前提に進むので、異性と話すこと自体に慣れていない段階だと負荷が高くなります。
アプリなら、反応がなくても画面を閉じるだけで終わりますし、家にいながら回数を重ねられます。移動も参加費もかかりません。時間が取りにくい40代にとって、この「1回あたりのコストの低さ」はかなり効くはずです。
順番の詳細は30代・恋愛経験なしの男性がまずやること、割合の数字は30代で恋愛経験なしの男性の割合は?にまとめています。
50代の事情については50代からの恋愛はどう始めるかで別にまとめています。
まとめ
- 40代で変わるのは「使える手段」と「時間の使い方」。街コン・相席・紹介ルートは細くなり、アプリと結婚相談所が中心になる
- 相手の目的がはっきりするぶん、曖昧な関係で時間を溶かすリスクは減る
- やるべき順番は30代と同じ。見た目 → 出会いの回数 → 会話
- 年齢で条件が厳しくなる面はあるが、母数を増やせば確率の話に持ち込める
- 経験がない状態からなら、結婚相談所より先にアプリで場数を踏むほうが順番として無理がない
- 40代に限定した交際経験の割合データは、この記事では確認できていない
繰り返しになりますが、僕自身は40代を経験していないので、この記事は体験談ではありません。ただ「年齢が上がるほど、直せる部分を直さないまま回数だけ重ねるのが一番遠回りになる」という点は、年代を問わず言えることだと思っています。


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